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西野嘉高のイタリア紀行 2010年 〜ペルティカイア編 - その3〜 [イタリア紀行2010]

2010年1月3日(日)


Azienda Agraria Perticaia
http://www.perticaia.it/


畑や、醸造設備を一通り見学した後は‥お楽しみの昼食を兼ねたテイスティングのお時間です。(ハラペコでした‥)


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二階のテイスティングルームです。


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テイスティングルームにはテラスもあり‥ここでバーベキューとかしたいなぁ。


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二階からの眺め。


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誇らし気に‥ヴェロネッリ誌のイル・ソーレや、スーペルトレステッレの表彰状(?)が‥ガンベロロッソのもありました。


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ちょっとしたキッチンで何やら探すアレッサンドロ君。アレッサンドロの後ろの柱‥柱にしては、取って付けたようでしょ?実は、これ‥小さなエレベーターになってまして‥半地下のキッチンからお料理が上がってくる仕組みでした。


では、テイスティングを始めましょう♪


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左から‥

モンテファルコ・サグランティーノ2006(リンク先は弊社現行の2004年となります)
モンテファルコ・ロッソ2006
トレッビアーノ・スポレンティーノ2008


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どれを飲んでも旨いっ!!(←そりゃそーだ。)

ちなみにグラスは、モンテファルコ・サグランティーノ協会の刻印入りでした。

やっぱり、ペルティカイアを選択して間違いなかったですね。これでさらに自信を持って、ペルティカイアのワインをお薦めできると確信しました。(←やっぱり、俺‥センスええわ‥)

モンテファルコ・サグランティーノは、2006年‥もうすぐリリースされます。まだ弊社の2004年と比較すれば、タンニンに荒さを感じはいたしますが‥問題なく、ペルティカイアの‥サグランティーノのスタイルを継承していますね。やはり、その果実味の洗練度はさすがです。

モンテファルコ・ロッソは、弊社現行の2006年です。全てのワインがそうですが‥日本で飲むのと味は同じですよ。アルナルド・カプライのモンテファルコ・ロッソはイマイチ好きじゃなかったのですが、ペルティカイアのモンテファルコ・ロッソは‥サンジョベーゼ60%なブレンドながら、トスカーナ以外のサンジョベーゼ主体のワインで美味しいと感じたワインのひとつでもあります。バランスもいいし、完成度‥高いなぁ。サグランティーノもさることながら‥このワインも好きなんですよ。


そして、西野嘉高の大好きなトレッビアーノ・スポレンティーノ。こちらも弊社が扱っているのと同じ2008年です。グイドさん曰く‥10年熟成させてみて欲しいとのこと‥相変わらず、酸味の質は超極上です。赤も白も‥美味しいと思える生産者‥総じてレベルが高いですね。

残念ながら、モンテファルコ・ロッソ・リゼルヴァ2007はテイスティングできませんでしたが‥ちょっとこれも‥いつか日本に入ってくるのが楽しみですね。


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西野嘉高の向いは、アレッサンドロ(この角度だとイマイチだが‥)。その隣にグイドさん。西野嘉高の隣は‥


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グイドさんの奥様。グイドさんもいい人でしたが、この奥様がまたいい人なのよ。お土産は、もちろん奥様にお渡ししておきましたが‥藍ちゃんの写真とか見せると、とても喜んでくれました。(こういうところで‥藍ちゃんをダシに使うわけですね‥はい、わかります)


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ワンちゃんも元気です。妙になついてくるのよね‥^^;(日本だと、犬に嫌われるタイプなのに‥)


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こらこら‥。


さて‥お料理です。


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エレベーターで上がってくるお料理を、奥様が仕上げてくれます。なお、奥様の右手に見えるのは‥「旭ポンズ」です‥笑。(もちろん、西野嘉高からのお土産ですよ)


お料理は、お手伝いさんなお姉さん方が作ってくれるウンブリア料理となります。


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そうそう、お豆さんの隣にあるのは、ローズマリーですが、ペルティカイアのアジェンダの周りにはいっぱい生えてましたよ‥それも数十種類あるとか‥ないとか‥(どっちだよ!)


まずは、このお豆さんなスープです。


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素朴な豆のスープですが‥ほっこり温まりました。


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パスタは、ウンブリアなストランゴッツィというパスタです。断面が四角い感じですね。一見、トマトベースなボロネーゼに見えますが、まったくお肉類は使われておりません。小さく刻んだ野菜達とトマトのソースなんですが、野菜の旨味があって‥とても美味しかったです。


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トマトと、オレンジピールと共に漬け込んだオリーブ。これがまたワインに合うんだよ。このトマト‥とても発色がよくて美味しそうでしょ?


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自家製のセミドライなトマト‥うんうん何喰っても美味しい。


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ワインの肴に‥と、自家製のオリーブオイルをたっぷりかけたパンに、プロシュート、ペコリーノ、サラミの盛り合わせ。特にペコリーノとサグランティーノの相性は最高ですね。

あああ、もう、何喰っても旨いわ。

特にペコリーノね‥イタリアでチーズは色々喰いましたが、ペコリーノって旨いのよねぇ。


さて‥別腹のお時間です。


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焼き菓子と、ペルジアーナのカカオ分70%のチョコレート。


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これには、サグランティーノ・パッシートを合わせます。サグランティーノ・パッシートは、いわゆるパッシートや、ヴィンサントなどのデザートワインを想像すると‥ちょっと違うんでよ。もちろん、陰干しさせたサグランティーノからなる甘口ワインとなりますが、(カプライのそれ同様)トロトロとはしてません。スティルワインと同じ程度の濃度で、やや甘味を強く感じる程度なんです。しかも、サグランティーノですから、タンニンもしっかりと感じまして‥ビターなチョコレートとは、その相性120%なんですよ。

通常のモンテファルコ・サグランティーノとも合わせてみましたが‥「あり」ですよ♪

基本的に地産地消なスタイル。どれもこれも‥ほとんどはウンブリア産の食材なのです。そんな食生活に、ウンブリアの土着品種であるサグランティーノは、文化的にもそのマリアージュはぴったり‥。では、それを異なる食文化や、ライフスタイルを持つ日本でどうしましょう?

グイドさんは、何度か日本に来た事もあるそうですが、西野嘉高が普段食べてる食事の写真(寿司とか、串かつとか‥ね)とか見せて、日本人は(俺ってのが特殊だが‥)こんなの食べてるんだよーとか、日本人って、そんな毎日ワインは飲まないよーとか‥ね。

もちろん、グイドさんが席を外したスキに‥アレッサンドロとは、まぁ女性の話ですね‥うんうん、男だからね‥。日本ではBUS(バス)のことは、女性の前でBUS(ブス)って言っちゃダメだよーから始まって、大阪来たら‥エエトコ連れてったるでーとか‥ね。笑


さて‥

真面目なお話。

ペルティカイアのテイスティングルームにあった一枚‥。


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実は、ここに、ペルティカイアの、モンテファルコ・サグランティーノの現状が集約されていたりします。核心に迫る話はメルマガで‥。

生産者訪問‥初日から、とても充実!もちろん、今回は既に西野嘉高が扱っており、大好きな生産者達ですから‥すでにその素晴らしさは理解しているわけですが‥やはり、人と人‥の部分‥大事ですね。どうにかして、この感覚をお客様と共有できるようにしたい‥努力します。

さて‥昼食とテイスティングも終了し、再び、グイドさんの運転でウンブリア州を案内してもらうことになりました。もちろん、アレッサンドロもお伴ですよ。






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コメント 2

riho

毎日楽しみに読ませていただいております。
パッシート、興味津々です。
by riho (2010-01-12 23:45) 

ypsilon

>rihoさん

パッシートは、入ってこないと思います。


by ypsilon (2010-01-13 08:49) 

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