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西野嘉高のイタリア紀行 2010年 〜ローマからフォリーニョ編〜 [イタリア紀行2010]

2010年1月3日(日)


ローマ観光を終え、ホテルに帰りチェックアウト。スーツケースをゴロゴロしながら、目と鼻の先のテルミニ駅に向います。空港からテルミニ駅までのレオナルド・エキスプレスは、迷うことはありませんでしたが‥25前後のホームのある巨大なテルミニ駅で‥果たして目的の列車に乗れるのか些かの不安がございましたので、9時過ぎにはテルミニ駅構内へ。

目的地であるFoligno(フォリーニョ)までのチケットは、日本で予約しプリントアウトしたもの。列車の番号が記載されてはいるものの‥では、実際にFoligno行き(=止まり)の列車なのかも不明ならば‥途中に他の駅で止まるのか?も不明‥。

案内版を注視し、列車番号と照らし合わせて‥


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私の乗る列車は、アンコーナ行きであることが判明しました。9時50分発‥まだ9時すぎではありましたが、すでに1番線に、その列車は止まっていました。しかし、まだ誰も乗り込んでいなかったのと、イタリアはちょくちょくホームが変わる‥なんて聞いてましたので、しばし、テルミニ駅観光に‥。

地下のスーパーなどを見学したり、コーヒーしばいたりいたしまして‥9時30分頃に1番線ホームに戻ってきました。


IMG_1440.jpg


もう少し‥モダンな電車かと思ってたのですが‥なかなかクラッシックな趣。すでに、何名かの乗客が乗ってましたので、西野嘉高も乗り込むことに‥。今回は早割を使って24€→17€で1等車に乗りました。車両の前後にはスーツケースなどを置ける場所がありまして、通路を挟んで斜め前の紳士も、そこにスーツケースをポンと‥。西野嘉高は、ちょっと不安でね‥誰かが持って行っちゃうんじゃないか?と‥。実は、自転車用のチェーンキーも持参していたのですが、鍵を通すとこ‥あれへんし‥^^;。こういう時はひとり旅って、困りますね‥荷物番とか‥いないもん。その紳士にも、荷物置き場はあっちだよ‥と、教えていただいたのですが、とりあえず座席まで持ってきて待機。

西野嘉高の座席は、横二列ですが、お向かいがこちらを向いてる‥4人のBOX席だったんです。まぁ満席になるとも限らないし‥。誰も来なければ‥隣か向かえに置いておこう‥な作戦。

と、思ってましたら‥姉・弟‥両親の4人な家族がゾロゾロと私の席へ‥。どうやら、残りの3席は確保したそうですが‥「お父さんは1号車の方にひとりで座るよ‥」うんたらかんたら‥家族会議が始まりました。

きっと、西野嘉高がネイティブであれば、「席‥変わってくれへん?」または「席、変わったろか?」となったのでしょうが‥どうやら、「うーん、このジャポネに何言うてもわからんやろ‥」と言われているような感じです。

お父さんは、ひとりで1号車へ向い出しますと‥推定8歳の弟が泣き出す始末‥。

何か悪いことしたなぁ‥な気分。

なんとか変わってやればよかった‥。

実は、英語で話しかけたのですが‥英語が出来るのはどうやら、お姉ちゃん‥推定14歳で、年頃なもんだから、よくわからない異国の男性と話すのがどうやら‥嫌‥なようでした…^^;。

んで‥こんな家族とテーブル(席)を伴にすることになり、スーツケースは目の届く位置の置き場に放置‥。もちろん、まだ列車のドアは開いてますし、続々と乗客が乗り込みますので、片時も目を離しませんでしたけどね。

さて‥いよいよ出発です。ぶっちゃけ、Folignoまでの間、他の駅に途中停車するのかどうか?もわかりませんでしたので、西野嘉高の右に座ったお母さんに‥速攻で調べたイタリア語で、「Folignoに着いたら‥俺降りるし‥教えてね。ほんだら、お父さん、ここ座ったらええやん」と申しますと、なんとか通じたようで‥「うん、わかった‥」とのこと。

まだ、人を疑うことを知らない推定8歳の弟君は、すっかり泣き止み‥西野嘉高をチラチラ見ています。そして、おもむろに、駅で買ってもらったらしきPSPのゲーム本を取り出し、姉と読み始めました‥途中、お母さんに、新しいなんちゃら‥とか言うゲームを買ってくれ‥とせがんでおりましたが、お母さんは、乗り気でない模様‥。

ゲーム本に飽きたら‥ドラゴンボールとポケモンのカードを‥そして、なんか変なロボットみたいなおもちゃを取り出して遊び出します。

ここで、「それ‥日本のヤツやでぇ〜」と自慢気に話してやろうか‥とも思いましたが、なんせ、推定14歳のお姉ちゃんしか英語が通じませんし‥話したがらないもんで‥しかし、精一杯の交流を試みようと‥日本から持参してたアメちゃんを配ります。そう、生粋の大阪人である西野嘉高は、コミュニケーションのために‥まずはアメちゃんを配る‥という文化が染み付いているわけです。

弟君は、お母さんに「食べてもいい?(≒食べても大丈夫かな?)」と聞きましたら、お母さんは、「食べてもいいよ‥何味か知らんけど‥」な感じ‥それを察知した西野嘉高は(イタリア語できないのにね‥雰囲気でわかるもんだ‥)「牛乳味やで‥」と教えますと、何か安心したようでした。もちろん、「これはお父さんの分ね‥」と合計4個のアメちゃんをあげましたが‥年頃のお姉ちゃんは‥まったく口にせず‥お母ちゃんも弟君にあげる始末‥

まぁエエけどな。

そんなこんなで最初の駅‥Terni(テルニ)に止まりました。



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駅に止まる前に‥ちゃんとアナウンスがあるんですね。ちょっと安心しました。目的地のFolignoは、結局‥二つ目の停車駅でした。アナウンスも聞き取れましたし、お母さんも「あんた、ここで降りるんやで‥」と教えてくれましたので助かりました。結局、ほぼ定刻の11時15分にFolignoに到着したのであります。



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もっと小さな駅かと思っていたのですが、Folognoの駅は、マルケ州へ向うか?ペルージャ‥またはトスカーナ州へ向うかの中継駅のような役割のようで、そこそこ乗り降りがありました。寒かったですが、とても良い天気‥約1時間半、ローマから離れれば、離れるほど‥田舎な田園風景‥。京阪か、近鉄に乗ってる錯覚もありつつも‥ちょっと電車の旅もいいですね♪

さて、ホームに降り立ちました。ホームで生産者と待ち合わせ。イタリアは改札がありませんので、ホームも入り放題ですもんね。しかし、結局、誰が迎えに来てくれるのか?な情報もなく、でも、お互いの携帯番号は交換してましたので…と思ってましたら‥

ホームの先から、西野嘉高の方へ、おじさんと、若者がニコニコしながら近づいてきました。

そう、このおじさんの顔は知ってるぞ‥だって、彼のサイトで見たもん♪

よーし、ここからお仕事モードの始まり始まりです。



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