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西野嘉高のイタリア紀行 2010年 〜ローマ晩飯編〜 [イタリア紀行2010]

2010年1月2日(土)

さて‥無事にローマに到着し、ホテルのチェックインを済ませましたので、お次ぎは夕食ですね。1月2日ですから、開いてるお店ならどこでも‥なんなら、ローマ風ピッツァにありつけさえすれば‥と考えてはいたものの‥せっかくなので、ローマらしい料理を‥と考えておりました。

そこで、ワイン商である川頭さんのブログで紹介されていたお店がテルミニ駅近くということもあり、まずはそのお店が開いてるかどうか?の確認に、夜のローマを徘徊‥いや、徘徊と言っても、テルミニ駅の向こう側まで移動するだけですけどね。


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なんとなく雰囲気あるでしょ?ちなみに、天気は小雨な感じ‥傘をさすほどではありませんでしたが‥。


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なにかにつけて‥イチイチ絵になる街です。


さて‥目的のトラットリアに到着。開いてるやん♪しかも、結構なお客様が入ってるし♪これは、ちょっと期待ですね♪


TRATTORIA DELL'OMO /Via Vicenza,18 roma


川頭さんのブログに書かれていたとおり‥ちょっと古びた感じのトラットリア。おばあちゃんなマンマがお料理を‥もうそろそろ逝ってしまうかもしれない‥いや、でも各テーブルのセッティングをこなすおじいちゃん‥(ナイフとフォークはテーブルに投げ置く感じですが‥)そして、その息子か孫か?な男性がホールを取り仕切ります。

すでに、ほぼ満席‥地元の方が大半と思われ‥ちょっと入るのに躊躇いたしましたが‥。鰻の寝床‥とまでは言いませんが、間口は狭いが‥奥に広いんですね。しかも、席数は相当な数になります。そんな、じいちゃんは、ホール係とはいえ‥テーブルセッティングと、「何飲むねん?」と聞いてくるだけで‥ほんと、この息子か孫か?が、料理のオーダーからサービス、途中で生ハム切ったりとかね‥ほんと忙しそうでした。

まずは飲み物‥。


IMG_1401.jpg


はい、赤ワインです。これがどんな赤ワインかどうかは知りません。


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Vino Locale Rosso 1/4 Litro ですね。つまり250mlって感じです。1Litro頼んでも4倍になるだけですが、250mlで1€と50セントですから安いものです。


まぁ、このワインは、そんなじいちゃんにオーダーして、すぐに持って来てくれたのですが、なかなか食事のオーダーを取りに来てくれません。私以外は、全員イタリア人客でしたし‥きっとイタリア語も、英語もままならない客が後回しなのを‥どーのこーのとは言いません。だって、西野嘉高も、実店舗に言葉もわかりそうにない客と、常連さんが来れば‥その接客は、常連さんの方が優先ですからね‥うんうん、そんなもんです。

しばらく(10分もっ!!)待ってましたら、ようやく、西野嘉高にもメニューが‥。なんて、遅いんだ‥と思いつつも‥ほんとに満席でね。でも、ホールは、その息子だか孫だけですから‥うんうん仕方ない仕方ない‥。

それほど腹が減ってなかったので、ブッカティーニ・アマトリチャーナだけを注文することに‥。ようやく息子だか孫を呼び止めて、やっとこさオーダー。もちろん、後から来た客に先に給仕されるのを横目で見ながらも‥そうそう、そんなもんなだよな‥と心に言い聞かせながら‥すでに半分を切ったワインをチビリチビリ‥なんだかんだと入店してから‥30分後‥ようやく、パスタが出て来ました‥笑。


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当然ながら、ホカホカの湯気が‥うーん、とてもいい香り♪画像では赤色が薄く見えますが、しっかりとトマトのお味もしますし、やっぱりチーズ(ペコリーノ?)は、日本で喰うのと違いますね。ベーコン(パンチェッタ?)の塩味も良いし、脂の部分が旨いんですね。

また、その量もそれなりにあるので、これで十分。ローマでの食事は結局、このパスタだけでしたが、なんとなくローマを堪能しました。

さて‥お会計です。

西野嘉高は入口の席に座っておりましたので(座らされたのではない‥満席でそこしか空いてませんでした)、息子だか孫をようやく呼び止めお会計をば‥。


息子か孫「7€‥1.5€‥‥‥‥‥10€」


なんとなく計算が合わないような気がしますが、コペルトが1.5€だと思えば、これが正解なんですね。ローマで日本人がボッタクられたのも記憶に新しいので、ちょっと安心しました。空港からテルミニ駅までのチケットはカードで購入したので、ユーロを使うのはこのお店が初めて。

おもむろに財布から20€を出してお支払い。

ところが、一向に釣り銭を持ってくる気配がありません。

いや、でも‥満席だしね‥気長に待つことにしました。

が‥他のテーブルのお会計はスムーズに行われておりまして‥

ちょっと不安に‥。

今一度‥財布を確かめて‥(うん、俺は確かに20€払ったよな‥)なんて、心の中で確認したりして‥。

そうこうしている内に、10分ほど経過しました。

数名の客が帰ったので、そろそろ‥お釣りも来るだろう‥と、身支度だけは整えましたら、そんな西野嘉高を知ってか?そう、息子だか孫かだの左手には、確かに10€札が見えましたが‥こちらに向う途中でくるりと反転し、またサービスに戻ってしまいました。

ふふーん。なるほど‥そういうつもりなんだ‥。

いや、ただただ忙しかっただけだった‥西野嘉高はそう思いたい。しかし、明らかに、息子だか孫の視線に西野嘉高は入っているはずなのに‥釣り銭をもってくる気配はまったくなし。

よーし。勝負や‥。ナメられでタマるか‥。

身支度は整えたままですが‥椅子には深く座り‥腕組みをして‥息子だか孫を‥

超ガン見。

このまま出ても、釣り銭を持って追いかけてくることはなかろう‥。

言葉が不自由だからと言って、釣り銭を泣き寝入るつもりはまったくないぞ‥俺は‥。

こういう時は、眼力120%の出力なのであります。

まぁ息子だか孫を呼びつけて、釣り銭を要求すれば済む話ではありますが‥。

できれば‥素直に‥釣り銭を持って来て欲しい‥そういう願いがありました。

同じく入口に座っていた、イタリア人カップル(25歳ぐらい)の女子は、完全に、西野嘉高の形相に気付いてました。それぐらいの、形相だったとお考え下さい。

そして待つ事15分。

ようやく、何喰わぬ顔で、10€をポケットから取り出し、西野嘉高に渡す息子だか孫‥。

なにやら英語で‥良く来てくれた‥云々‥言うてましたが、釣り銭が遅れたことに‥謝罪はありません。

いや、まぁこんなもんです。

本当に満席で、忙しそうにしてましたしね。

正直30席以上はあるであろう、お店で、ホールがひとり‥って無理あるぞ‥笑。

悪気があった…とは思いたくないしね。

やはり異国ではしっかりとしなきゃ‥。

そう思わせてくれた息子だか孫には‥逆に感謝かもしれません。

それにしても、他のテーブルで食事をしている客が喰ってるものを見ても、とても美味しそうでしたよ。

なんだかんだと‥パスタ一皿喰うのに一時間半もかかってしまいましたが‥。店を出たあとは‥小雨の中‥またホテルまで戻って、シャワーを浴びて、テレビ見ながら‥ぐっすりと‥。

明日は9時50分のユーロスターに乗って移動‥それまでにローマ観光はしとかなきゃね。









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