参考資料。 [趣味はワインで仕事もワイン...]
参考資料的なネタが続きます。
ティニャネッロの1985年です。
どちらも、同じティニャネッロの1985年で、どちらかが偽物‥フェイク‥という話ではございません。どちらも、真っ当なティニャネッロの1985年です。
しかし、ラベルデザインが違うでしょ?よく見ると配置も結構違うのですが、単体で出て来たら‥何も疑うことなく、どちらもティニャネッロとして認識しますよね。どちらも、見た事のあるラベルかと思います。
古酒を扱っておりますと、このようなラベルバリエーションがいくつかあることに気付きます。特にティニャネッロは何種類か存在するようです。
どっちがどーという話の類いではりませんが、左側はイタリア国内仕様的。右はスイスのワイン商(兼イタリアで生産者も)のビンデッラ向けのラベルとなります。右側は、下部のアンティノリの文字も左よりも大きめですし、ラベル(向って)右下のアルコール度数(もちろん、どちらも同じ12.5度)の上に「ITALIA」という文字が明記されています。
輸出する国によって酒税法?食品に関する表示義務?も違うでしょうしね、ラベルバリエーションがあって当然でもあります。ではバックラベルを見てみましょう。
左側は、すべてイタリア語で、テクニカル情報が羅列されています。右側は、「特約のビンデッラが輸入したものでっせ」と明記されてますが、テクニカル情報は省かれていますね。
表ラベルは左側なイタリア国内仕様的なラベルでも、バックラベルは付いていない‥とか、このようなテクニカルシート付きのもあれば、もっとシンプルなものまで‥表ラベルとバックラベルを考えると相当なバリエーションになります。右側のビンデッラ物でも、真ん中にアンティノリの紋章がないボトルもありますし、それなりにバリエーションがあるようです。
では、キャップシールを見てみましょう。
ここは同じでした。側面も同様。
では、瓶(ボトル)は?
真っ黒でピントが合ってませんが‥これが瓶型が違うんだな。イタリア国内仕様的の方がそこの凹みが深い感じ。ボトルの高さは同じですけどね。ただし、これは何十万本と生産されてますから、途中で瓶型が変わるなんてのは、イタリアでは不思議ではない‥んだと思います。とりたて、輸出仕様の方が、ボトル強度を高くするため‥なんてのはないでしょうし。
ま‥こんな感じね。
タグ:イタリアワイン
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