晩酌。 [趣味はワインで仕事もワイン...]
あえて‥毒味ではなく‥晩酌と‥笑。
テヌータ・ディ・ヴァルジャーノのスカッソ・ディ・チェザーリ1997です。2001年でトレビッキエリを獲得したのを最後に、その採算性の悪さから消滅してしまった(らしい)、サンジョベーゼ100%となります。
ヴァルジャーノと言えば、グランヴァン的に「テヌータ・ディ・ヴァルジャーノ」がフラッグシップとなっていますね。1999年の初ビンテージもたくさん売った思い出がございます。
その後、あまり扱ってませんね。
近年の紹介文を見ると、ビオビオ連呼してるからかもしれません。
でも、味わいにビオっぽさはなかったと思いますけどね。
リリース直後からオリーブオイル的なやわらかさを持っていたと記憶します。
なんとなく「シラーが邪魔」だと思ってるのかもしれません。
最近では、ほんとトスカーナのシラーに興味が失せてしまってるかもしれません。
でも、今‥熟れたそれ‥なら良いかもしれませんね。
確か、ボウリングのピンのようなボトルなんだよな‥。
ちょっと飲み直してみようかな‥。
と、思わせるのは‥
やっぱり、このスカッソの97がとてつもなく良かったからでもありますが‥。
このスカッソは何度か飲んだ経験があったはずですが‥
これほど旨いサンジョベーゼとは思いませんでした。
かなりビックリ!
まだ熟成が始まる前の段階‥渋味や酸味は角が取れつつある感じ。
甘味を内包した果実味、密度は素晴らしく、重くないフルボディ。
思わず‥「しまった‥!集めておけば良かった‥」と後悔するほどです。
90年代のスーパートスカーナ全盛時にフラッシュバックできる‥。
採算性が悪いから‥やめたとは思ってませんが、2001年で1500本の生産本数だったそうです。
そのまま造り続けて欲しかったなぁ‥
今さらながら、そう思います。
サンジョベ100%って、不当に評価が低いですよねぇ‥
評価が高くなると価格も高くなるので、サンジョベ100%は、内緒のまま、楽しんだ方がいいんですが‥。
ヴァルジャーノは川頭氏がエージェントを勤めてらっしゃいますので、古くから吟奏の会さん系の酒屋さんには、まだストックがあるようです。楽天内外でも見かけますし、1998年などは5千円台で流通しているようですので‥迷わず購入をおすすめします。
もちろん(←言い切る)今回私が買ったのは平行ですし、97価格ですから‥前述の98の倍はしちゃうんだな‥。
あと、2-3年、その甘味を内包した果実味、香りはそのままで渋味と酸味の角が取れて、ジュクジュク、ジュワジュワする時期までHOLDしたいな。
ワイン会用になっちゃうかな‥。
もしくは‥
「バールにしの」でボッタくるつもりです‥。(え!?)
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