濁り。 [趣味はワインで仕事もワイン...]
来月の、西野嘉高生誕40周年記念ぱーちーのために、昨年入荷した際には、澱で濁りまくってたこちらのワインを立てて放置プレイ‥。
これね。
カステッロ・ディ・カッキアーノという生産者のキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ1970でございます。
入荷した時は、あまりにも濁りが酷くて‥
飲めるのか?
と思ってたんです。
値段も安かったし、自分の誕生年だったし、一本しかなかったので、とりあえず返品もせずに(←ここ重要‥輸入され‥輸入元からウチのセラーに来たら濁ってても当然ですけどね‥その濁り様で、売るか売らないか‥ちゃんと検品しております。本来ならば、返品対象となる濁り様だったわけです)
セラーに立てて置いておきましたところ‥
スッキリ!
めさくさ澄んでます。
ただし‥
旨いかどうか?は別の話ね。
タグ:イタリアワイン
毒味。 [趣味はワインで仕事もワイン...]
実は、最近‥お寿司屋さんにイタリアワインを置いてもらってます。
このブログをご覧になり‥
どうやら、寿司好きの(イタリア)ワイン屋であること認識され(←正解)実店舗に来られてからのお付き合いなんんです。
グラス525円で、白を二種類と、スプマンテ一種類提供していただいてるんですが、もうちょっとエエのん‥そんなワインのセレクトに取りかかっています。
寿司とワインのマリアージュ‥
結論から言えば、ネタごとにワインが必要となりますが、まさか、それをしてくれ‥とは申しません。となると‥
最大公約数。
寿司と‥ワインの最大公約数は‥
白の辛口。
そうです。白の辛口なら、何でもいいんです。
ネタごとに合わせる際よりも合う幅、率は低くなるかもしれませんが、合わないわけじゃない。
幅や率は、他の要素で上げる事ができますからね。
ということで‥実店舗で店番しながら、テレビみながら、ツイッターしながら‥
ながら‥大事です。
寿司屋のお客様はながら‥ですからね。
でも、寿司を食べながらじゃない俺は涙目‥。
頭の中で寿司喰います。
妄想は十八番。
シチリア‥グルフィのヴァルカンツィリア。この2008年のセパージュはカリカンテ55%と、シャルドネ45%です。毎年、良い葡萄からブレンドされるらしくセパージュは安定してませんが、酒質は比較的安定しているワイン。
シチリア‥だしね。なんとなく海の幸なイメージ…だけでも幅と率を上げます。
続きまして‥
長らくド定番のツアーニ。四種類のセパージュは、フリウラーノ、ピノ・グリージョ、シャルドネ、ソーヴィニョンブランなんですね。
フリウリかよっ!イメージ的には寿司的ではありませんが、先に申したとおり、最大公約数でいいんです‥。
グルフィのツアーニもマルチセパージュ。
そう、最大公約数を取ったがゆえに、マルチセパージュなら、ネタごとを、どれかの品種が拾ってくれる‥そんな可能性を模索。
どちらも、もちろん、その寿司屋さん同様冷蔵庫チンチン温度。
グラスもよく似た感じの大きさ。
で、どっちも美味しいですね‥ワインとして‥。
そう、最大公約数ですから‥
美味しい寿司と‥
美味しい白の辛口ワイン‥
そんでええねん。
あとは、飲み手・食べ手の思考と‥
大将の持って行き様‥
グラスワインでも提供してもらうので、三日目まではしっかり毒味です。
んで‥
本チャンの毒味をば‥
マルヴィラの、ロエロ・スペリオーレ‥トリニタ畑です。しかも2004年♪
エエ色してまんねん。
ほれぼれする程シャア専用で、透明度を持つ色。
香りも開いてるしね‥
香りほど味わいに甘味はなく、塩っ気も感じさせるドライな酒質。
骨格もしっかりな構成感がありまして‥
もちろん、もっと熟成しますけれども‥
早くから楽しめるロエロを満喫♪
今晩二日目も楽しみ♪
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