惜しい。 [趣味はワインで仕事もワイン...]
閉鎖的な輸入元から解放されたCOSのチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアです。シチリア初(だったと思う)のDOCGに認定され、知名度も上がって来た‥いや、上げたい銘柄なんですよね。
ついつい、シチリアの赤‥となると、ネロ・ダヴォラや、ネレッロ・マスカレーゼ、フラッパートなど、葡萄品種名が先走る感じがあるのですが、「銘柄」となれば、やっぱり注目はこのチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアなんですよねぇ。伝統的にネロ・ダヴォラ60%、フラッパート40%の構成で、力強いネロ・ダヴォラと、軽やかでチャーミングなフラッパートのブレンドは、非常にバランスのよいミディアムボディの赤ワインに仕上がります。
現在は、ヴァッレ・デッラカーテ社のチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアを扱っておりますが、これが、とてもバランスのよいワイン‥シチリアらしく、海の幸にも合わせれるんですよねぇ。ネロ・ダヴォラ単体だと‥海の幸はなかなか厳しいものがありますが、フラッパートが入ると‥あら不思議‥。
で、今回はCOSのチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアの毒味です。
もちろん、メルマガも書き終えての毒味だったのですが‥結論から言うと、扱いません。でも、とてもいいワインではあります。ネックとなったのは、価格‥だけですね。ヴァッレ・デッラカーテ社のチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアと比較すると1000円ほど高くなってしまいます。同じくバランスのよい、果実味豊かなワインで、ああああチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアだなぁ〜と「らしさ」も納得のいくものですが、生産者は違いますが、同品質だと考えると、この価格帯での1000円の差は、コスパをかなり下げてしまうのが原因です。
前述のとおり、決して美味しくないわけではありませんので、どこかイタリア料理店で、グラスワインで見つけたら、一杯飲んでみることをおすすめします。
あと、ちょっとだけ絆創膏の香りがするんですよね。
バンドエイドではなくOQバンの方の香り‥滋味、滋香を感じさせるので悪くはないのですが、怪我をして、指に絆創膏を巻きながら、食事するようなもので‥ちょっとね‥。
DOCGなピンクの帯封。
コルクは圧縮コルク(減点対象ではありません)。
再栓するのに、苦労するけどね‥。
シチリアの伝統的な型‥らしい、マグナムボトルの背が低い感じのボトル形状‥わかるかな。
カボチャサラダとはあまり合いませんが、それが原因で販売しないわけではありません。
どうせなら‥ヴァッレ・デッラカーテ社のチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアの方‥という西野嘉高の選択は間違ってません。
これからの季節‥戻り鰹‥なんかと合わせてみれば?(ポン酢じゃないよ)
あーあ、メルマガ一本‥ボツになっちゃった‥。
ちゃんとセレクトして紹介します。
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